新たな励みと喜び

昨年11月に青山劇場で皆様にご覧いただいた35周年記念リサイタル石川さゆり音楽会―歌芝居「飢餓海峡」が、 文化庁の芸術祭大衆芸能部門大賞を受賞しました事を年末にご報告させていただきましたが、1月24日に大阪で授賞式がありました。 この冬一番の冷え込みの中、晴々とした気持ちで大阪に向かいました。

文化、芸術の各分野で受賞された方々の中に居ると、私たち歌手だけの世界と違った印象です。なんというか、 華やかさとは別の神妙な雰囲気です。各部門の大賞と優秀賞を、「○○さん○○において受賞・・・」などと紹介が読み上げられ、 起立して経緯を聞くのですが、受賞者の皆さん夫々緊張した?面持ちで立っていらっしゃいます。飽くまでもフォーマルなセレモニーです。

さて、愈々石川の番が来ました。名前を呼ばれた瞬間、思わず「ハイッ!!」と元気良く声が出てしまって、「あっ、いけない?」 と思った時はすでに遅く、周囲の空気は何やら「クスクス・・・」and「ザワザワ・・・」になってしまいました。受賞者の皆さん、 荘厳な空気を乱してしまいました。ごめんなさい。(恥)

金色の信楽焼きで氷山のような形のトロフィー(大きい!)をいただきました。この形は何を表現したものでしょう? 燦然と輝く頂点?  与えられた責任の重さ? そうか、これからも日々精進努力しなければ、この栄誉も「溶けて流れりゃ皆同じ~♪」って事かしら・・・。

 

式には一緒にステージを創って下さった演出の後藤さん、「飢餓海峡」の歌芝居を

書いていただき、私の歌も数多く書いていただいている吉岡治さん、舞台の所作や色々な事を教えていただいている橘流家元も出席して下さいました。勿論私のスタッフも一緒です。皆さん、本当にありがとうございます。

歌、音楽、ステージ、これからもジャンルを越えて創りたいと思います。

また大きな励みをいただき、喜びの一日でした。

1月23日は弊社「さゆり音楽舎」スタートの日です。

12年目の第一歩にスタッフ共々、嬉しい日でした。

石川さゆり

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