昨日、仙台にて歌っていましたので、もう一足のばして今日は南三陸の皆さんに会いにまいりました。
一昨年の夏、伺った時は私の音楽仲間3人と行き、南三陸の小中学生の皆さんとも歌ったのですが、その時「次はもっと私のフルメンバーとスタッフ皆で私のステージをご覧頂きますね」とお約束していたので、私の住む世田谷区の皆さんからのお預かりの支援金も、保坂区長とお届けしながら私の音楽仲間と伺いました。
まず、南三陸へ行って景色がかなり以前とは変わっていました。
あの、大変な津波の後に鉄筋だけとなった防災庁舎はそのままでその周りが海の近くという気配も感じないくらいに土の高台がいくつもいくつも出来ていました。
勿論、まだまだ皆さんの生活がそこにあるのではありません。商店街もプレハブ仮説のままやっています。
仮設住宅に生活する皆さんも、4141名。1251世帯。もうすぐ、5年の月日がながれますが普通の生活はまだまだのようです。
南三陸病院が昨年末12月に開院。災害時の大変な病院のことをTVのニュース映像で見たのがよみがえります。新しいこの病院は台湾からの支援金22億2000万円が大きな建設などの資金になつているそうです。改めて台湾の皆さんへの感謝を思います。
病棟のお見舞いもさせて頂きました。やはり高齢の方が多いです。透析で遠い病院に行っていたおじいさんも、やっと自分の地元で治療が受けられます。とお話しをうかがいました。
どうぞ、この病院で健康の快復をとおもいます。
復興市が月に一度行われていました。地元の海産物ワカメ、ひじきなどまた今が美味しい時期、牡蠣の蒸しからグラタンなどなどテントのお店に並びます。
流された杉の木を利用した土産物もあります。とても嬉しかったのは福岡の大学生、名古屋の学生さんが休みをボランティアで来ていました。地元の皆さんとすっかり仲良くなって楽しげに話しています。世田谷区の職員の方もボランティアを続けられています。今日は射的屋さんです。私もお雛様の蒲鉾を買ったり、お土産をあれこれ買いました。
そして、南三陸ベイサイドアリーナで16時30分から私のステージです。
2000人ほどの南三陸町の皆さんがお越し下さいました。売りチケットではないので、町の整理券を夜中の1時から並んで下さった方もいらしたそうで、寒い寒い中、本当に恐縮です。
これは、とにかく皆さんに楽しんで頂けるようと今日の一日限りのステージメニューを作り、日頃の皆さんへの思いを思いっきり歌い届けました。
10代の若者から96歳のおばあちゃんまで笑顔いっぱいに一緒に大合唱になったり笑ったり、じっくり、歌を聞いてくださいました。最後もう一度アンコールで津軽海峡・冬景色が皆で大合唱になりました。
歌い手として、なんと幸せをまた頂いたんでしょうという気持ちでいっぱいです。
どうぞ、皆さんお元気でいて下さい。
元気に成長する子供たち 「いくつですか?」と聞くと小さな思春期かな?めんどくさそうに「10」お隣の子は大きな声で「7さい」その隣は「5 …さい」お母さんに抱っこされた子は、お母さん興奮気味に「うちの子1歳です!」(^o^)
この子達が明るく元気に大きく成長できるようみんな日本中の大人たち応援したいですね。私も心の繋がりを忘れる事なく持ち続けたいと思います。
今日はそんな、一日を送りました。
石川さゆり