久しぶりの草千里に様々な思い。

昨日はTBS「音楽の日」の生中継で熊本、阿蘇の草千里からコブクロ(小渕健太郎)さんとコラボレーションした『春夏秋冬』を歌いました。

阿蘇の雄大な草千里を渡る風に入道雲が輝いていました。子供の頃見た景色が何も変わらずそこにありました。

この度小渕さんに書いて頂いた歌、自分の子供の頃そして親になって、子供に自転車の練習をしながら、「お母さん離さないでよ、持っててよ! もっててよ!」「だいじょうぶ。しっかり前を見て漕ぎなさい。だいじょうぶよ」と言いながら、自転車の後ろを支えていた手をそっと離し・・・。スーッと子供が自分で漕ぎ出した時の、あの不思議な喜びの気持ち。

なんだかこの草千里で歌っていると、自分が子供の頃過ごしてきた日々が浮かんできました。

阿蘇に入る前に車の運転の方にお願いして、益城町を通って頂きました。まだブルーシートが掛けてある家、解体された家々は更地になり、ガランと空いた土地に夏草が茂っているところもありました。ここに住んでいた主は何処で暮らしていらっしゃるのでしょう。

東北の皆さんもそうですが、仮設住宅にも期限があるそうで、おじいちゃんもおばあちゃんも、皆さん自然災害の後の思いもしなかった毎日。本当に皆で忘れず力を寄せたいと思いました。

先週の福岡、大分の皆さんも心配です。

今年は例年以上に暑い夏です。どうぞ皆さんお身体をおいといくださいませ。

石川さゆり

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