江の島でのシークレットライブ、『花が咲いている』発売記念日のLINE LIVE。
新しい試みが続きましたが、皆様お楽しみいただけましたか?
「電車の中で、みんなスマホの画面をのぞきこんで隣の人とも会話しないでしょ。ああ、日本の風景が変わったなって思いましたね」 ある日、さゆりさんがふと漏らした一言でした。
毎日、自然災害のニュースに心を痛め、日本中のあちこちが、まだケガをしたままの状態でみんなの心に寄り添うって、どんな歌? どんな言葉がみんなの心に響くのかしら?
あの日からずっと、さゆりさんはその問いかけを続けていたんだな、と『花が咲いている』を口づさみながら、思い出しました。PV撮影が行われた巣鴨で商店街のおじちゃんやおばちゃんに満面の笑みで話しかけているさゆりさんからは、「皆さんのそばへもっともっと近づきたい」、そんな思いが伝わってきます。風にゆれて やさしくほほえむ花のように 歌で笑顔がつながるように やわらかく人の心に寄り添いたい。
風の「匂い」には敏感なさゆりさんのことですから、今日もどこかで特別に敏感なセンサーを以って、時代の空気を嗅ぎ取っているに違いありません。
「絶対!」と約束することが難しいいまだから、面と向かって「頑張って」と励まされるよりも、背中をぽんと叩かれるよりも、ときにはスマホの画面越しに「きっと だいじょうぶ」とささやかれたほうが、じわじわ心に響く日だってきっと、あるはず。
どんなに離れていても、心をつなぐことができる。なんだか歌はおまじないみたいですね。