『風とロック芋煮会2018』初参戦から早1か月。会場へ向かう道中は激しい土砂降りだったのに、晴れ女パワーを如何なく発揮したさゆりさんでした。
池ちゃん(さん)こと、レキシさんのステージに飛び入り参加に始まり、しらさかの森スポーツ公園を沸かしに沸かしたタイムテーブル(さゆりさん曰く、「私のコーナー♡」)、そして続く始球式では「腕が鳴る♪」と勇ましい投球ぶりを披露してくれました。
すべてがはじめて尽くしのフェス(さゆりさん曰く、「集い」)でしたが、アーティストとファンの距離の近さに「すっごく、楽しかった!」とご満悦のご様子。
ただひとつだけ、「ちょっとね……」とさゆりさんが不満げなシーンがありました。
憶えていますか? そうです。池ちゃん(さん)ご命名の「レキシネーム」です。
「石川五右衛門からのさゆりモンじゃあ、ちょっとね……。ほら、あんまりにも芸がないでしょう? だから池ちゃんには 宿題ね、っていってあるんです」そう言いながら、いたずらっ子のように笑う、さゆりモン。いえいえ、さゆりさん。
天下の大泥棒、石川五右衛門が名前の由来じゃちょっと……という気持ちはあったでしょうが、ひょっとしたら愛娘の佐保里さんが発したある一言が今回のささやかな抵抗に影響を与えていたかもしれません。思い起こせば、あれは博多座公演の頃でした。
「ファンの皆さんのお母さんに対するリアクションが、なんだか最近、くまモンに対するリアクションとかぶってみえる」
さゆりさんがオフの時に、ファンの方とたまたま遭遇した際のこと。皆さんのリアクションが決まって「え? もしかして、さゆりちゃん?」「わ~!」っていいながら、おもむろに近づき、「本物だ~」とはしゃぎながら、「さゆりちゃん!」と話しかけたり、握手を求めたり。
その一連の行動パターンが、くまモンが街に繰り出した時、みんなが「わ~!」って集まってくる光景にすごく似ているのだとか! 人気者の宿命なんでしょうかね。同じ、熊本出身のよしみとはいえ、「え? お母さんがくまモン?」とさゆりさんが一言漏らした時の、複雑な表情が忘れられません。「さゆりモン」と「くまモン」。いいコンビだと思うんですけどね……。
*****************************