*紅白リハ&囲み取材 #さゆりこぼれ話 22

 29日渋谷NHKホールにて、紅白リハーサル&恒例のレッドカーペットからの囲み取材が行われました。
この日、ご自身のライブのため布袋寅泰さんは不在でしたが、布袋さんの仮録音のギター、三味線、琴、琵琶をはじめ邦楽器30人の演奏をバックにさゆりさんは『天城越え』を熱唱。
 続く撮影タイムではカメラマンから「ガッツポーズ」&「ピース」を幾度となくリクエストされ、満面の笑みで応えていました。おそらく平成最初には『風の盆恋歌』で、平成最後の今年は『天城越え』で紅組トリを務めさせていただける「勝利のポーズ」ということだったのでしょうが、もちろんこの結果は皆さんの応援があってこそ。歌い手冥利に尽きる「しあわせ」のポーズでもありました。
 また西日本豪雨や北海道胆振東部地震など災害が多かった2018年を振り返り、被害に遭われた皆さんのことを思って「歌の中でどう寄り添っていけるか、一生懸命やってきた」ことを明かしながら「明日はきっといいことがあると思いながら、感謝して歌おうという年でした」と結ぶ場面も。この思いが123枚目のシングル、『花が咲いている』につながったことは皆さんご存知の通りです。

 ここで、注目すべきはやはり「布袋さんから『NHKの皆さんが安心するような演奏に録音しています。本番は違います』と聞いて、どんなことが起きるのかなと楽しみです」という囲み取材でのさゆりさんのコメント!
「何が起こるかわからない」と一瞬、不敵の笑みを浮かべたことは見逃せません! たとえ『天城越え』がどんなにヘビーローテーションされようとも、 「一度として同じ歌ではない」がモットーのさゆりさんです。「従来にとどまらず」、 毎回、何か面白い新しいことをお届けしたい。どうやら、その思いは年を重ねるほどに強くなるようです。「もっとアグレッシブに、もっとアヴァンギャルドに」そんなキーワードも飛び交いました。布袋さん、邦楽メンバー、そして舞台美術の世界観をさらに素晴しいものにしたいと「2日前に急きょ、衣装変更」したのも、そんな思いからだったようです。
これまでの伝統的な和の世界に、これからの未来へつながる新しい何かをプラスしたい。 そんなさゆりさんの気風がビシビシと伝わってくる会見でした。
 取材陣から「今年の着物は?」と尋ねられ、「山吹色の地色に、深紅の薔薇の手書き友禅」と答えたさゆりさんから思わず「ロック」を感じた人も多かったようです。

 なにせ、第69回ですから!なにせ、布袋さんコラボですから! 大晦日の夜。
 布袋さん&さゆりさんの〝グラマラスロック”な魂のセッションをどうぞお見逃しなく!

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