明治座公演も終了12日がたちました。 時はものすごいスピードで過ぎます。
先週の生放送NHK歌謡コンサートを終え少し私の時間を頂き、今年の周年あれこれをゆっくり考えてみようと思っておりましたら 闘病中でした父が緊急入院となり、家族皆が付き添い見守る中、4月20日に79歳で永眠いたしました。
一か月公演が終えるのを頑張って待っていてくれたのだと思います。 父の頑張りに感謝です。
実に頑固で肥後もっこすな父でした。 家族と父の兄弟、ごく身近な親族で温かくいっぱい思い出を 語りながら野辺送りをしました。
父の私達への愛情表現も昔ながらの九州男児で偏屈な人でした。私の公演のチケットは自分で買い、表に並んで入り、終われば楽屋に顔を出すわけでもなく、さっさとひとりで帰る人でした。
叔父達になつかしい話を聞いたり、親の優しさを時に笑いながら、また涙しながら聞きました。 これからはより家族仲良く母を大切に、それぞれの自分の生活を 楽しく頑張って生きて行こうと思います。
私は今年の記念年をおもいっきり歌います。 それが歌が大好きだった父への供養でもあると思うのです。どうぞ、今後ともよろしくお願いいたします。
石川さゆり