栗きんとん

10月になりました。今日は快晴の秋空です。 

月に1回ほどのペースでお願いしている私のブレーン会議があります。35周年の企画などでお知恵を頂いた皆さんが引き続き集まって、 お茶など飲みながらのフリートークな会議です。お茶菓子は私の役目になっているのですが、 季節や気分に合ったお菓子を考えるのは楽しいものです。

今回は『栗きんとん』にしました。岐阜県の中津川は何故か和菓子屋さんの多いところです。中仙道の宿場でしたし、恵那山の麓で、 文人墨客の愛した土地柄だったからでしょうか?ともかく秋には『栗きんとん』なのです。どのお店も見たところは同じ『栗きんとん』ですが、 味わいが微妙に違うのです。使う栗や、砂糖の量、裏ごしの仕方や練り方の違いでしょうか。でもまあ、どれも美味しいことに違いはありません。

布巾でキュッと絞った尖がり頭の可愛らしい姿も好きです。しっとりしていながら、口に入れるとふわっと解けて、 秋の風味が広がります。

皆さんには概ね好評でした。お茶菓子担当としては「ふふふっ」の気分です。団塊の世代は好みにも一家言ありますからね。(笑)

 

今後の参考に「皆さんはどんな果物が好きですか?」と聞いてみましたら、季節のせいもあるでしょうが、圧倒的に『柿』でした。 『干し柿』なども人気がありました。う~ん、次回は『あんぽ柿』か『柿羊羹』かな?・・・。

石川さゆり

外部リンク