『X-CrossⅢ-』アルバム発売から早1ヶ月。音楽雑誌をはじめ、ウェブなどで各楽曲に関する温かいレビューを多数ご紹介いただいております。ありがとうございます。
楽曲の多彩なバリエーションに加え、矢野顕子さん、細野晴臣さん、大江千里さんなどベテラン勢が紡ぎ出す「その人」独特の持ち味まで見事に「さゆり節」に変えてしまう。その歌唱力に注目してくださる記事が多いのは、まさに歌い手冥利に尽きるというもの。
こうしたレビューの類ではなかなかお目えしないのですが、ファンにはお馴染みの名曲、「ほんとうのこと」をご紹介したいと思います。
クレジットに記された「里花さん」というお名前でピンとくる方はかなりの音楽通のはず。里花さんはMISIAさんなどに楽曲提供をされるシンガーソングライターですが、知る人ぞ知る存在。
サン=テグジュペリ『星の王子様』の中に『ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。いちばんたいせつなことは、目に見えない」という有名な言葉が登場しますが、こちらはご存知の方が多いのではないですか。
「ほんとうのこと」は、まさにそんなたいせつなことを問いかける素敵な曲。
最近、キナ臭いニュースが多くなってきました。さゆり日記をご愛読くださるファンの皆さんはお気づきのように、さゆりさんは世界中のニュースにとても敏感です。
「各々がしっかりと自分たちの判断と意識を持たなければいけない時代。
音楽は、そんな自立への時代の中で皆の心に寄りそうもの」
TOWER RECORDSのポスターに掲げられているさゆりさんの言葉が示すように、私達もしっかりと心の目を持って「ほんとうのこと」を見極めていきたいものですね。